- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2007/01/26
- メディア: DVD
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アパートに突然現れた妖精のような娘と、彼女を救うために団結する住人たちを描いたファンタジードラマ。娘の正体を突き止め、奔走する管理人に『サイドウェイ』のポール・ジアマッティー、住人たちの運命を予言する謎の娘に『ヴィレッジ』のブライス・ダラス・ハワード。M.ナイト・シャマランが脚本・製作・監督を兼任し、現代のおとぎ話を独創的なアプローチで演出する。(シネマトゥデイ)
「あの」ナイトシャラマン監督の最新作。劇場公開されたときの評価は、毀誉褒貶が激しかったというか、かなりネガティブな内容のものが多かったのですが、とりあえずDVDで観た僕の感想としては、「うーん、劇場で観なくてよかった」というものでした。もともと「シャラマン監督自身が、自分の子供たちにしていたおとぎ話」を映像化したものであるということもあって、観ていて何度も寝落ちしてしまったし。しかし、こんな「やおい映画」(ヤマなし、オチなし、意味なし)を7500万ドルもかけて撮影して世界中で公開してしまうナイトシャラマン監督って凄いなあ、とある意味感動してしまったのですけどね。というか、どこに7500万ドルも使ったのか、激しく疑問だ……
ただ、こういう「意味不明の映画」というのも、ナイトシャラマン作品みたいに多くの人が観ていると、「今までに食べたことがある不味いものネタ」のように共通言語として使えるというメリットはあるかもしれませんね。というか、話の種にはなるかもしれないし、こういう映画が存在することそのものを否定するつもりはありませんが、僕にとっては110分が苦痛でした。いや、最初の5分くらいは面白そうな雰囲気だったんだけどねえ。ナイトシャマラン監督にとってはものすごく「意味のある」作品なのかもしれないけれど、僕にとっては「どうでもいい」としか言いようがなかったです。
あと、この映画でナーフの役のブライス・ダラス・ハワードさんを観て、ポール・ジアマッティーが「まだ少女じゃないか」って言うんですが、そのシーンを観て、「なるほど、彼女が『少女』なら菊地凛子さんが『女子高生』でも全然違和感ないだろうな」と思いました。