琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

大変なときに、必要とされる存在になれなかった私


考え中(はてな匿名ダイアリー)

彼氏が、お仕事ですごい過ちを(解雇の勢い)したですよ。

私はとても心配して、少しでも支えになりたかったですよ。

でも、必要とされませんでしたよ。

大変なときに、必要とされる存在になれなかった私は、、、、ダメな奴である。

うーん、僕は基本的に「他人を頼るのが苦手」で、「あなたは私に悩みとかを相談してくれないし、頼ってくれない」なんて何度も言われたことがある人間なので、この彼氏の気持ちはよくわかるんですけど。
別に彼は彼女のことを「必要としていない」わけではなくて、「今の状況に関しては、彼女に相談するメリットはないし、相談することによって心配をかけたくない」という判断をしているだけだと思うのですが。実際、本当に自分が追い詰められているときって、他人に相談する余裕そのものがないし、相談したときも相手から「論理的には正しいけれども、今の自分には実現不可能なアドバイス」をされたりして、かえってめんどくさいことが多いんですよね。
例えば、「仕事が忙しくて辛い……」とこぼしている人に、恋人が、「そんなに仕事キツイんだったら、やめちゃえば」って「助言」してくれるわけですよ。それは「正しい」のだろうけど、実際は「ここで頑張らないと自分でやりたい仕事ができない」とか「いま自分がやめたら、残った仕事仲間たちはみんな過労死してしまうかもしれない」とかいうような、「そう簡単にはやめられない事情」ってあるんですよ。
僕が思うに、人間というのは「小さなしょうもない悩み事でも、誰かに相談せずにはいられないタイプ」と、「どんな大きな悩み事でも、それが自分の問題であるかぎり、誰かに相談しても意味がないと考えているタイプ」に分けられると思うのです(僕は後者、たぶんここに出てくる彼も)。

仕事で自分がやってしまったミスに対して、恋人に何かできることがあるのか?
まあ、「相談したいタイプ」の人の場合は、愚痴を聞いてあげたり、八つ当たりされるだけでも十分意味があると思うのです。
でも、「自分で解決するしかないと考えてしまうタイプ」の場合、恋人に望むことって、「とりあえず一度くらい『何かできることある?』って確認してくれれば、後はこっちで解決するまで放っておいてほしい」ということだと思うんです。
一番最悪というか、めんどくさいのが、「こんなときに必要としてくれないなんて、あなたは酷い人!」となじられたり、「こんなときに必要とされないなんて、ダメな私!」と落ち込まれたりするケースです。自分のことだけでもキツイ状況なのに、恋人のフォローまでしなければならないのは、「勘弁してくれ…」という感じなんですよね。これ以上、問題を増やさないでくれ、と。

ただ、それでも一度は「何かできることある?」って訊いておいたほうがいいのは事実なんですけど。後で問題が解決したときに、けっこう「そういえば、あのとき心配してくれていたな」と感謝することってあるので。

相手のタイプにもよるのですが、こういうときは、かえってあんまり気にせずにゆったりと構えていたほうがいいと思います。
二死満塁でバッターボックスに入るとき、最も必要なものは「彼女の声援」なのか、それとも「バット」なのか?
そういうのは、どちらかが「正解」ってわけじゃないしね。

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