琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

例のサイトのこと

 あのくらいの酷い表現というのは、ひょっとしたらテキストサイトの世界や「2ちゃんねる」では、そんなに珍しいものではないのかもしれません。あるいは、「医療者側だって、常に多大なストレスを強いられている」のかもしれません。でも、やっぱり「ネタにするべきじゃないこと」というのは世の中に厳然として存在していると僕は考えます。そこで「医者はストレスがかかるからしょうがない」とか言って開き直るのは、かえって「往生際が悪い」だけなのだし、いくら自分にストレスがかかっているからといって、安易に他人に不快感を抱かせる理由にはなりません。いや、マスコミも悪いよ確かに。患者さんの側からの思い込みに満ち溢れた「言いがかり的なもの」は大きく取り上げられるのに、医者の側からの「状況説明」なんて、誰も取り上げてくれないからさ。
 でも、今回の件に関しては、まず「ああいうことをWEBに書いたこと」そのものが最大の問題点だと思います。「面白半分に書きまくってしまった『便所の落書き』の前に、朝起きたらいきなり人だかりがしていたようなもの」なのかもしれませんが、少なくともWEBで何かを書こうという人間は、マスコミ批判よりも先に、今後のサイト運営に関して自戒すべきなのではないでしょうか。
 あれは、あまりに極端な例なんですが、その「ボーダーライン」っていうのは、本当に難しいところです。

 本当は「何も書かなければいい」ことは、わかっているのだけれど。

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