琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

渡辺明竜王 vs コンピューター将棋ソフト「ボナンザ」

渡辺明竜王のブログより。
大和証券杯特別対局ボナンザ戦。その1(対局準備)
大和証券杯特別対局ボナンザ戦。その2(当日編)

 将棋ソフトにおいては「まだまだ人間が強い」のですが、オセロでやチェスでは、すでに「人間の名人クラスと互角以上に戦えるコンピューターソフト」が出現してきています。逆に、将棋は囲碁と並んで、人類にとってのコンピューターに勝てる「最後の牙城」みたいになってきました。

 それにしても、渡辺竜王のブログを読んでいると、

昨年5月の世界コンピュータ選手権でボナンザを見て1手30秒等の早指しなら奨励会初段、早指しでなければ2〜3級程度と言いました。ボナンザがこの時のままで今回の持時間2時間という設定ならば楽勝だろうと思っていました。

それでも油断は禁物。一週間ほど前から、とにかくボナンザと指しまくりました。数百局は指しました。と言っても「これは参考にならない」と思ったら途中で打ち切るので最後まで指したのは多くないと思います。

好きな手、嫌いな手、長所、短所、かなりの事が分かりました。現在、プロ棋士でボナンザについて一番詳しいのは僕でしょう(笑)

という記述があり、かなり「ボナンザ」を「予習」というか「研究」していたみたいです。「勝たなくてはならない勝負」であることは間違いないのでしょうが、こういう「容赦なさ」みたいなのがプロとしての強さの秘訣なのでしょうね。考えようによっては、こっそり研究して「コンピューターなんて居眠りしながらでも勝てる」とか言っておいたほうがカッコいいのかな、という気もしますけど、渡辺竜王は正直です。しかし、「ボナンザ」は渡辺竜王を「研究」できないわけですから、ちょっと不公平かも。

ところで、最近のコンピューター将棋だと、こちらが同じ手を指した場合にも、コンピューター側は指すたびに戦法を変えてくるのかなあ。コンピューターにとって、常にベストの戦法をとる、という思考ルーチンであれば、全く同じ展開になるんじゃないだろうか。

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