琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

「用件のみになりますが失礼致します」

理解不能なmixiルール(by 細い道('07/6/20))

 僕の場合は、基本的に日記を「友人のみの公開」にしているのであまりこういった「ちょっとめんどくさいこと」に見舞われることはないんですけどね。「読み逃げ禁止」っていうサイトは、僕の記憶では、まだ「ホームページ・ビルダー」とかが雑誌の付録についていたような「個人サイト黎明期」には、そんなに珍しくなかったように思えます。実際は職場の人の悪口が3日分くらいしか書かれていない日記だけのサイトで「必ず足跡を残してね」って言われても「やなこったい!」って感じでしたけどね。というか「偶然遊びに来ました。サイト更新、がんばってくださいね〜」なんていう「足跡」なんて残されても、はっきり言ってどうレスしていいかわかんないしめんどくさいだけだと思うんですが。ああ、でも僕もサイトを始めて最初の頃は、アダルトサイトの宣伝書き込みにも、いちいち「うちにこんな宣伝しないでください!」とかレスしてたなあ、あの頃は若かった……

 まあ、「読み逃げ禁止」の話は語りつくされている感もあるのですが、mixiに限らず、「あまり親しいとは言えない人とのメールでの距離のとりかた」というのはいまだに非常に難しい気がします。

私が便利だと思うmixiの機能のひとつがメッセージなんですが、最近妙なものを受け取りました。 メッセージの内容自体はまともなのです。 文末に「用件のみになりますが失礼致します。」ってのがいちいちついてくるのが謎でした。

その方とは何度かやりとりしたのですが、いちいち文末にそのフレーズをつけてくるのです。 むこうが言いだしっぺで私が答える、というやりとりになぜ毎回「失礼」が必要なのか?? 失礼失礼言われるとホントに失礼なことをされてる気分になってきます。

 この苛立ち、なんだかすごくよくわかります。そういえば僕の研修医仲間に、オーダーを出すたびにひとつひとつ「○○さんの採血を出しています。よろしくお願いします」「××さんのレントゲンを予定しています。よろしくお願いします」と「よろしくお願いします」を書く人がいて、看護師さんたちに「うっとうしい!」とえらく嫌われていました。いや、丁寧なことは悪いことじゃないとは思うんですけど、過剰に慇懃だと、かえって不快になってしまうものみたいです。
 まあ、実際のところ、彼が看護師さんたちに不人気だったのは、「自信家で威張っている割には仕事ができない」「言い訳が多い」からであって、「よろしくお願いします」のせいではなかったんですけどね。

 僕が思うに、この「用件のみになりますがの人」が不快なのは、この表現だけが問題なのではなくて、肝心のメールの中身そのものに問題があるからなのではないでしょうか。知り合いでもない人に、一方的に質問ばかりされるのって、正直めんどくさいし、こちらには何のメリットもないわけですから。そもそも、mixiで「用件のみ」の質問メールを送ってくる人って、「メッセージの内容はまとも」だとしても、「なんでわざわざmixiで?」「なんでわざわざ自分に?」という感じではありますよね。僕が「日本で唯一のパイプオルガンの調律士」とかならさておき。
 こういうのって、実は向こうのほうが、そうやってやりとりをしているうちに「マイミク申請が来るのではないかと期待している」ような気もします。もちろん、そんなうっとうしい人とは関わらないほうが良いとは思いますし、マイミク申請してこられて断れば逆恨みされそうなので、スルーしてしまうに限ります。

 ただ、僕もけっこう「慇懃無礼」な性質ですので、こんなふうに「用件のみになりますが失礼致します。」なんて書いているような気もするんですよね。医者同士の手紙のやりとりなんて、本当にそう思っていなくても「いつも大変お世話になっております」で始まり、「今後ともよろしくお願いします」で終わるのが「礼儀」とされていますから、そういう「ビジネス手紙」の癖みたいなものかもしれません。「とにかく丁寧な言い回しにしておけば、最悪の結果にはならないだろう」と。

 この人は、少なくとも「他人との距離のとりかたが下手」あるいは「人と仲良くするのが苦手」な人ではあると思います。
 それを責めるのは酷なのかもしれないけれど、うっとうしさを伝えるとしたら「無視」がいちばん無難なのではないかなあ。

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