琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

太ったんでないのッ!? ☆☆☆

太ったんでないのッ!? (新潮文庫)

太ったんでないのッ!? (新潮文庫)

(「BOOK」データベースより)

贅沢大好きのダンフミと、自称貧乏性のアガワサワコ。食に対する姿勢は正反対の二人だけど、どちらもおいしいものにはめっぽう弱い!フグの白子のリゾット、トロのお寿司、キャビアにトリュフにフォアグラも。体重増もなんのその、さらなる美食に邁進すべく、二人は今日も東へ西へ。言わずと知れた名コンビが食べては書いた、抱腹絶倒のグルメな往復エッセイ。文庫版特別対談も収録。

 この2人の往復エッセイを読むたびに、「これってまさに『エッセイのお手本』だよなあ」と感じるのですが、正直、多少マンネリ化してきたかな…という印象は拭えません。この本の場合、掲載誌が途中で廃刊になってしまったために1冊のボリュームが不足している気がしますし、「食」というテーマが限られていることによって、往復エッセイの「自由度」が狭められているようにも思われます。

ああ言えばこう食う (集英社文庫)

ああ言えばこう食う (集英社文庫)

お二人の往復エッセイを読んだことがない方は、まず↑から読んでいただいたほうが良いのではないかと思います。
男にとっては、「女同士の友情とは?」ということについて、いろいろ教えてくれる本でもありますし。

そういえば、僕はこの2人の往復エッセイって、最初は阿川さんのほうが好きだったんですよね。シャープでメリハリが利いている気がして。
テレビでは「一言言い過ぎちゃう」ことが多い阿川さんなのですが、対談で相手の話を引き出したり、エッセイで読者をニヤリとさせることに関しては、まさに「名手」という感じで。
でも、最近はどちらかというと、ふんわりとしていてつかみどころが無いけど心地よい壇さんのエッセイに好感を抱くようになってきました。
なぜだかわかりませんが、たぶん、こういうところが、この往復エッセイの魅力なのではないかと。

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