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「人気作家24人のおすすめこの1冊!」という特集が非常に興味深かったです。
こういうのに登場する「人気作家」たちって、普通は「権威になってしまった人気作家」なのですが、この特集に登場している作家の多くは、まさに「これからの時代をリードしていきそうな人たち」だったので。
登場する作家たちのけっこう大きな写真が入れられていてグラビアっぽくなっており、「この人はこんな顔をしてたのか」とも思いましたしね。
桜庭一樹さんが女性だというのは知ってはいたのですが、こんな小学校の先生みたいな感じなんだな、とか、恩田陸さん、最近いいもの食べ過ぎているのでは?とか、海堂尊先生は、いかにも「病理医っぽい」なあ、とか。
こうして各人の「オススメの本」を読んでみると、作家というのは、「自分がいままで感動した本に影響を受け、それを自分なりに再現しようとする人」と、「読む本はあくまでも『資料』で、書く小説は全然別物の人」の両極に分かれるのかな、という気がします(24人では統計学的有意ではないでしょうけど)。
しかし、こういうのって、「ど真ん中」か「誰も知らない隠れた名作」のどちらかじゃないとダメっぽいので、けっこう選ぶの大変でしょうね。
ちなみに僕は、垣根涼介さんがオススメされていた『月と六ペンス』を読んでみたいなあ、と思っています。
あと、恩田陸さんがオススメされていた『自壊する帝国』も。
- 作者: モーム,行方昭夫
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