琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

コピー薬というもの

http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2005/06/post_36f2.html

非常に悩ましい問題だと思います。現場的には、たとえば、効果が同じであれば、貧しい国において子供の予防接種のために、値段が高くて10人分しか買えないオリジナルのワクチンと、コピーで違法だけれど100人分買えるワクチンでは、情として後者を選んでしまう場合もあるのではないか、と。
ただ、それをやっていては、製薬産業というのは成り立たず(かつて、ユーザーが「お金が無い」という理由で違法コピーを横行させていたため、パソコンゲーム市場が結果的に衰退していったように)、将来的に救えたはずのより多くの命を失うことになるかもしれない。

実際のところ、ユーザーが「安さ」にばかりこだわってしまったために、結果的にダメになってしまった産業というのは、けっして少なくないような気がします。

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