あらすじ: 任務遂行のために地球へとやってきた、宇宙からの使者クラトゥ(キアヌ・リーヴス)。クラトゥの謎を解き明かすべく政府や科学者はやっきになる中、今訪れんとする危機に気付いたのはヘレン(ジェニファー・コネリー)と息子(ジェイデン・スミス)だけだった。(シネマトゥデイ)
12月30日のレイトショーで鑑賞。観客は50人程度。『ワールド・オブ・ライズ』のほうが客入りは良かったようです。
「えっ?何これ?これで終わりなの?」
「いま、人類に審判が下される!」という仰々しいテーマのわりには、謎の男クラトゥとヘレンとヘレンの息子の3人だけで話が完結してしまうというせせこましさ!
そもそも、あの程度で気分が変わるくらいのいいかげんな覚悟で「人類絶滅計画」を実行しようとしていたのかと思うと、正直ムカつくばかりです。そのくらいの覚悟もなく、あんなことしてたのかよ……そもそも、一観客としては、ヘレン親子、とくに子供のほうって、単にワガママ言ってるだけにしか思えないのに、なぜそこに「感動」してしまうのかよくわかりません。
そんな気まぐれな計画のために、人類は何百万単位で死んでるぞたぶん。
さて、この時代にこの作品を観て、「環境を守ろう」というメッセージを受け取れる人がどのくらいいるのでしょうか?
いや、あのカプセルのアイディアは面白いな、と思ったのですけど、なぜこの時代にこれをリメイクすることにしたのか、なぜまたキアヌ・リーヴスが同じような役をやることを選んだのか……
あっ、でもスタジアムが破壊されるシーンはちょっとすごいな、と思いました。ほんと、見どころはそれだけです。
でもほんと、同じようなテーマの映画なら、キアヌの大ファンでもないかぎり、、『ウォーリー』を観たほうがいいですよ絶対。
上映が終わったとき、あまりの肩透かしっぷりに、地球じゃなくて観客がみんな静止していたのが印象的でした。