琥珀色の戯言

3000冊以上の【書評】と500作以上の【映画感想】を、ちゃんと読んで、観て書いてきたブログです。話題になったあの本や映画の感想が、たぶんあります。新書、ノンフィクション、インターネット関連本が多め。

県庁の星

県庁の星

県庁の星

本のほうの感想は↓に
http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20060204#p1

映画「県庁の星」http://kaikaku-movie.jp/は今日から公開。映画のあらすじは、

K県庁のエリート公務員・野村聡(織田裕二)は、200億円をかけたプロジェクトを踏み台にキャリアの躍進を狙っている。プロジェクトに必要な「県と民間の交流」をクリアするため、半年間の研修に借り出された野村は、三流スーパー「満天堂」に派遣されることに。パート従業員の二宮(柴咲コウ)が野村の教育係になるが、役所のスキルを押し通そうとする野村は、スーパーの現場に馴染めない。その頃県庁では、野村抜きでプロジェクトが動きはじめてしまう。

というふうになっています。原作では「体格のいい中年のパートのオバサン」であった「二宮泰子」が、映画では柴咲コウさん演じる若いパート女性の「二宮あき」に変えられており、原作ではなんだか存在意義が乏しかった恋人「あき」が、映画では物語的に重要そうな役どころになっているのですよね。
たぶん、本の「県庁の星」っていうのは、野村の変化と同時に、「変わらない日常の袋小路」に迷い込んでいた二宮泰子たちの変化(いわゆる、ミッドライフ・クライシスってやつですね)が主題だったと思うのですが、「二宮」が若い女性になったことによって、二宮を中心とした「スーパー側の人々の行き詰まり」みたいなのはかなり薄まるような気がします。いくらなんでも柴咲コウの年齢で「スーパーを裏で仕切っているパート」という設定には無理があるし、あのくらいの年で少々行き詰っていても、柴咲さんくらいのルックスがあれば、あんまりその「行き詰まり」も深刻には感じられないしねえ。恋人の設定変更については、僕は全面的に賛成ですが。
ただ、映画的にみれば、たぶん、織田裕二vs柴咲コウのほうが、少なくとも「お客は呼べる」のだからしょうがないとは思うんですけどね。
この「改変」がどう出るのか、ちょっと興味はあります。今のところ、DVDになったら借りてこようかな、というレベルなのですが。
まだ「ミュンヘン」観てないし、「ナルニア」ももうすぐだし。

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