琥珀色の戯言

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K-20 怪人二十面相・伝 ☆☆☆☆


K-20 怪人二十面相・伝 通常版 [DVD]

K-20 怪人二十面相・伝 通常版 [DVD]

【キャスト
金城 武 松 たか子・仲村トオル
國村隼 高島礼子 本郷奏多 今井悠貴 益岡徹 鹿賀丈史
齋藤歩 木野花 要潤 串田和美 嶋田久作 小日向文世 大滝秀治 松重豊

<ストーリー>
舞台は、1949年――架空都市≪帝都≫。
19世紀から続く華族制度により貧富が二極化する帝都。そんな中、富裕層のみをターゲットとし、次々と美術品や骨董品を、魔法のような手口で盗んでしまうK-20と呼ばれる≪怪人二十面相≫の出現が世間を騒がせていた。主人公は怪人二十面相に騙され、二十面相に仕立て上げられたサーカスの曲芸師・平吉。彼が、類前なる身体能力と頭脳を武器に、二十面相に狙われた令嬢・羽柴葉子と、その婚約者であり探偵の明智小五郎と共に、二十面相との戦いを決意する。平吉が選んだ究極の選択とは!?

ストーリーそのものは、そんなに驚かされるようなものじゃないし(とはいえ、ネタバレされると面白くなくなることも事実なので詳細は書きませんが)、特撮も(雰囲気はそれなりに出ているけど)凄い!って感心するレベルじゃないのも事実です。
それでも、自宅でのんびり観るDVDとしては、比較的良い作品ではないかと思います。
こういう映画は役者さんの力が大きくて、金城武という人は、やっぱり華があるなあ、と見とれてしまいますし(声がいいですよね、うん)、この映画のヒロイン・葉子のような「浮世離れした女性を厭味にならない程度にノリノリで演じること」にかけては、松たか子さんに勝る女優さんはいないのではないかと。
率直に言うと、140分近い長さのわりには、見せ場に乏しくて終わり方も唐突だった印象があるのですが(もっと二十面相の活躍やアクションシーンを観たかった)、ちょっと豪華なキャストとセットのテレビの2時間ドラマだと思えば、十分満足できる作品です。

ところで、Amazonのレビューで、こんな話を読みました。

By rosario - レビューをすべて見る

製作会社のロボットのブログにこのような注意書きがありました。

K-20のDVDをご覧の方々へ。
本DVDの音声は、初期設定が5.1chになっています。
ご覧いただくご自宅の環境がステレオ(2CH)のみの場合は、
DVD音声の設定を2chにしたうえでお楽しみください。

ステレオ(2チャンネル)の環境で、5.1チャンネルの設定のままで再生すると
セリフが聞き取りづらく、効果音と音楽がとても大きく出てしまいます。
気をつけてください。

いや、実は僕もこれを観たとき、あまりに役者さんたちのセリフが聴き取りにくくてボリュームを上げまくっていたら、アクションシーンでの効果音が「ドカーーーン」とものすごい音になってしまって驚きました。
スナッチャー』かよ!!

これから観るかたは、ご注意ください(っていうか、パッケージになりタイトルになり明示しておいてくれればいいのに……)

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