琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

「トイレで用を足すこと」の再発見

息子はもうすぐ1歳になるのだが、もちろんまだオムツ生活だ。
トイレトレーニングについて妻と話していたのだが、「おまるに乗っけてみても、全然その気になってくれない」とのこと。
そのときあらためて気づいたのだが、トイレで用を足すっていうのは、ごく当たり前のことのようで、全然当たり前じゃないというか、人間の「本能」に従った行為ではないんだよなあ。
便器に座るのは、けっして「気持ちいい」ものじゃないし、あそこでしか用を足せないというのは、ものすごく不便なことだ。
「本能」に従うとするならば、たぶん、そのへんに撒き散らすか、オムツ生活になってしまうのではないか。

それでも、僕たちが「原則的にトイレを用を足す」ようになったのは、人類の英知と教育の積み重ねの賜物なんだよね、きっと。
「トイレで用を足す」という「当たり前のこと」は、人類の歴史にとっても、僕の個人史にとっても、全然「当たり前のこと」じゃなかった。
でも、僕が「当たり前のこと」だと思い込んでいるために、それを誰かが教えてくれたのを忘れてしまっているだけのことなのだ。

まあ、それが許される環境であれば、「好きなところで好きなときにできる」ほうが気持ちいいのかもしれないけどね。

アクセスカウンター