琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

「読み取れない読者が悪い」

http://d.hatena.ne.jp/otsune/20060618/bookmarkismisunderstood

確かに、それが「誠実な姿勢」なのだと僕も思います。
ただ、ずっとサイトをやっていて感じるのは、「すべての読者が、真摯に読み取ろうとしてくれているわけではない」ということなのですよね。
いや、僕は基本的にネガティブな人間なので、現実でも何か問題が起こるたびに「自分が悪かったのでは…」と考えがちですし、そういう「自責の念」ってやつが、時間とともに増してくることが多くて辛いことが多いのです。10年前くらいまでは、とくにそういう傾向が強かった。
でも、大人になって少し生きるのがラクになったのは、「他人のせいにする決心」ができるようになったからなんですよ。なんでも「自分のせい」にするのって、ある意味思考停止でもありますし、第三者的にみれば、なんでも「それは私のせいだから!」って言っている人って、けっこう取り扱いに苦慮したりするものです。「悲劇のヒロインごっこかよ!」みたいな徒労感。
大事なのは、一方的に「どちらかが悪い」なんて決め付けてしまわないことだと思うし、人間同士、ある程度の「違い」があるのは、致し方ないことなのです。もちろん、他者をむやみに傷つけるのが目的のようなものに対しては、戦わざるをえない場合もあるんですけどね。
僕はもういちいち対応するのがめんどくさいので、「読み取れない読者」に対しては、「相性が悪い」ということで諦めてしまうことにしています。だからあなたも、そうしてくれると助かります。
そもそも、WEB上の争いで、どちらかが「納得」して「わかりました。教えてくれてありがとう」と握手して別れるなんていう「幸福な結末」は、ほとんど見たことがありませんし。
「話せばわかる」ような人って、「話さなくてもわかる」場合がほとんど。

http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20050910#p1
僕のサイト運営のスタンスは、↑に書いている通りで、今後とも大きく変わることはないと思います。
そんな「非効率的な説得」に時間をかけるくらいなら、僕はひとつでも、新しいことを書きたい。

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