琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

銚子電鉄と「死ぬ死ぬ詐欺」

http://www.narinari.com/Nd/2006116745.html

 僕もこの記事を読んで、「ぬれ煎餅買ってあげなくちゃ!」と固く決心しました。がんばれ銚子電鉄

 ……しかし、しばらくして、ふと気がついたのですが、人間というのは矛盾した生き物であり、ネットというのは不思議な傾向を持つ空間ではありますよね。
 先日、海外での移植希望の子供たちに対する「死ぬ死ぬ詐欺バッシング」が巻き起こったのに、今度は「銚子電鉄を救うために、みんなで協力しよう!」という呼びかけが。もちろん、その両方を同じ人がやっているわけではないのでしょうけど、「人間の子供」の危機に対しては、援助に懐疑的だった人々の中にも、「たぶん自分は利用することはないであろう鉄道会社の危機(しかも、その要因は前社長の横領であり、社員は無実でも、会社としては自業自得だとも言えます)」に対して同情している人が少なくないような気がしています。それこそ、「会社を救おうと思うのなら、まず社員は全財産を差し出せ!」とか、「会社の資産で金つくれよ!」とかいう声が出てきてもおかしくないのに。
 そもそも、僕自身もこの鉄道会社のほうを積極的に取り上げているわけで。
 うーん、鉄道というのは「公共財」であるとはいえ、ネットの人というのは、人間より鉄のカタマリのほうが好きなのか?

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