- 作者: 三谷幸喜,清水ミチコ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/01
- メディア: 単行本
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J-WAVEで平日夜にオンエアされているという『Docomo Making SENSE』という三谷幸喜さんと清水ミチコさんのラジオ番組を書籍化したものです(番組ホームページ:http://www.j-wave.co.jp/original/makingsense/)。
田舎者の僕はJ-WAVEを聞くことができないのですが、そもそも、こんな番組があったことすら知りませんでした。ホームページでは、ダイジェスト版が聴けるみたいです。
それで、この本そのものは、気分転換に読み流すのにはちょうどいいかな、という感じの、いかにもラジオ番組を活字にしたものだな、という印象なのですが、各項目の末尾に、(たぶん三谷さんが書かれた)いろいろな薀蓄が付記されていて、それはかなり面白かったです。三谷さんか清水さん、あるいは両方のファンにはオススメしておきます。
スパゲッティナポリタンについて、
実は日本生まれの洋食で、そのルーツはアメリカのミートボールスパゲッティと言われている。そもそもナポリタンは英語でナポリ出身の移民を「このナポリ野郎め!」なんて蔑称するときに使われていた言葉である。
なぜナポリタンになったかといえば、ケチャップの原料はトマト。トマトといえばイタリア。イタリアといえばナポリだろ……なんて逆三段スライド的発想でナポリタンになったという説が有力である。
というような話や、「流しそうめんの歴史」や「サザエさんのプロフィール」なんていうのが紹介されているんですよね。
つまり、イタリアでは「ナポリタン」は食べられないどころか、日本で「ジャップを食わせろ」と言っているのと同じようなもの、ということなのでしょう。しかし、ちょっと疑問なのは、イタリアっていえばローマじゃないのかなあ、ということなのですが……