琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

おやじ文庫 ☆☆☆☆


おやじ文庫 (ビームコミックス文庫)

おやじ文庫 (ビームコミックス文庫)

あの『おやじの惑星』(1991年刊)のリニューアル文庫版。
しかし、エンターブレインも、いちばん桜玉吉初心者にわかりやすそうな『幽玄漫玉日記』の文庫の次がこの作品とは……
全編、不条理なシモネタ(エロス、というより、なんだかとても読んでいてせつなくなるような)に満ち溢れていて、あの『しあわせのかたち』と並行してこの作品が描かれていたのかと思うと、なんだかとても感慨深いです。
玉吉さんファン以外にとっては「何これ?」と言われる可能性が高い本ですし、オススメするのも難しいのですが、とりあえず、「ああ、玉吉さん生きてるんだなあ」ということがわかっただけでも僕は嬉しかったです。

アクセスカウンター