琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

アンストッパブル ☆☆☆

映画『アンストッパブル』公式サイト(注:けっこう音が出ます!)

あらすじ: 操車場に停車中の最新式貨物列車777号が、整備ミスによって走り出す。大量の化学薬品とディーゼル燃料を搭載した777号を止めるべく、鉄道会社と警察は手を尽くすが、列車はさらに加速していく。事態を察知したベテラン機関士フランク(デンゼル・ワシントン)は、この日初めてコンビを組んだウィル(クリス・パイン)と共に、決死の覚悟で暴走列車に立ち向かう。

 2011年2本目の劇場鑑賞作品。
 前日・金曜日から公開されたばかりなのですが、16時半からという微妙な回とはいえ、10人くらいしか観客がおらず、『相棒』人気に圧倒されている感じでした。
 かなり収容人員の少ないスクリーンで公開されていたのも、この客入りをみると、しょうがないのかな。
 予告編を見たかぎりでは、それなりにお客さんを呼べそうな映画だと思ったのですが。
 まあ、予告編を観れば、どんな話かは、観なくてもわかる気がする映画ではあるものなあ。
 そして、実際の作品も、その「期待」を良くも悪くも裏切らないものだったし。
 最近寝不足だったためか、僕は前半けっこう寝てしまい反省しました。

 けっして、「つまらない映画」じゃないんですよ。
 映画館の大きなスクリーンでみると、貨物列車の「重さ」が伝わってきて、「これはもう、どうしようもないなあ」という絶望感にとらわれます。
 デンゼル・ワシントンクリス・パインのコンビも、いい仕事をしています。
 その一方で、「こうして映画になるということは、脱線して死傷者数千人、なんて事態にはならなかったのだろうな」と予測してしまいもするのです。
 この映画は「実話を参考にしたフィクション」だそうなので、リアルタイムで経過をみていた人たちにとっては、本当に不安でしょうがなかったと思うのだけど。

 それにしても、列車を止めるための「最終手段」を見て、「それで良いなら、最初からやれよ!」とツッコミを入れたのは、僕だけではないはず。

 

アクセスカウンター