琥珀色の戯言

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堀江貴文被告、懲役2年6月の実刑判決…直ちに控訴

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070316it04.htm

 それにしても、堀江さんというのはある意味純粋な人だなあ、と今回の裁判の経緯をみながら僕は思っていました。実際のところはわからないのですが、それこそ「反省・恭順の意」をお上に対してもっと示していれば、堀江被告は「有罪」でも「執行猶予付き」になった可能性が十分にあったはずなのに。執行猶予付きの判決だと、少なくとも刑務所には入らなくてすみますし、「有罪か無罪か」で勝負するよりは「情状酌量で執行猶予狙い」のほうが、はるかに勝算は高かったように思えるのです。もっとも、無罪でないと莫大な損害賠償を請求されるから、というような話もあるようですが。

 堀江被告が逮捕されたとき、メディアは堀江被告の半生について何度も振り返り、僕はそれを観て
http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=60769&pg=20060124
↑のように感じました。堀江被告がこの裁判で戦っている姿は、なんとなく、お気に入りのおもちゃを取られそうになってしまった子供が、必死に抵抗しているようにも見えるのです。人並はずれた才能と野心と、子供じみた処世術しか持たないまま「大人」になってしまった堀江貴文という人間と、彼を祭り上げて叩き落した人々。『ライブドア』を信用した人たちの信頼の源って、粉飾された決算報告書よりも、「堀江社長がテレビに出まくっていること」だったのではないでしょうか。
 僕は『あるある事件』と同じくらい、『ライブドア事件』に関しては、メディアの責任が問われるべきだと思います。でも、ほんとテレビの前の人たちって、何度騙されても「テレビで言っていること」を鵜呑みにしちゃうんだよなあ。

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