琥珀色の戯言

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情熱大陸〜さいとう・たかを伝説

http://mbs.jp/jounetsu/archives/2006/02_05.html

ゴルゴ13」の作者、さいとう・たかをさんの回。
69歳にしてあの仕事量というのには、本当に驚かされました。しかし、あの資料の山とかスタッフの充実ぶりなどを考えると、「ゴルゴ13」みたいな作品って、それこそ「新規参入」するのは難しいジャンルですよね。歴史小説なんかもそうだよなあ、と思うし、新人作家の作品が「恋人が死ぬ恋愛モノ」ばっかりなのも、しょうがないのかもしれません。

さいとう・たかをさんに関するエピソードをいくつか。

どうして、さいとう、たか「を」なのか?

さいとう「昔、平仮名で「ちょうちょ」は「てふてふ」と書いたんです。その時代に名前の最後に来るオは「を」を使わなきゃいけなかったんです。私は、最初はペンネームを使うつもりだったんですよ。

ちなみに、「最初はペンネームを使うつもりだったけど、持ち込みをしたときに編集者が原稿の封筒に平仮名で書いてあった名前を見て、『覚えやすくていいな』ということで、そのままつけてしまった」のだとか。

さいとう「銀座は走り回っていました。最高記録が銀座で11軒。1日で11軒回ろうと思ったら、乾杯と同時に立たなきゃ回れない。挿絵画家の小林秀美さん、亡くなりましたけれども、その人と回ったんですよ。私の行きつけの店へ6軒、彼の行きつけへ5軒。もう、競争でしたね」(ちなみに、30年くらい前の話だそうです)。

上記2つのエピソードは、「日経エンタテインメント!」2005年11月号の飯島愛さんとの対談記事より引用。

そして、37年間、休載がないことで有名な「ゴルゴ13」ですが、こんな「最大の危機」があったそうです。
http://blog.shigekazu.net/archives/12239145.html

しかし、「やりがい」を持っている人っていうのは、本当に強いなあ、とあらためて思いました。普通、あれだけ稼いでいて持病もあるのに、仕事場のソファーでゴロ寝なんていう生活は、とてもやってられないのではないでしょうか。

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