琥珀色の戯言

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インモータルズ -神々の戦い- ☆☆☆


インモータルズ ?神々の戦い? [DVD]

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【ストーリー】
人間が誕生する遥か昔、“光”と“闇”の神々の戦争が起きた。戦いは光の神が勝利し、闇の神は奈落の奥底に封印された。時は流れ、古代ギリシアの時代。闇の力を手に入れ、世界を支配しようと野望を抱くハイペリオンミッキー・ローク)が人類に対し宣戦布告。光の神が造った武器の一つであり、闇の神を解放するための重要なカギ“エピロスの弓”を捜し求めるハイペリオンは、軍隊を結集してギリシアの地を侵攻していく。弓がハイペリオンの手に落ちれば闇の神は復活し、人類の破滅も免れない。ハイペリオンの野望を阻止すべく、光の神の頂点に立つゼウス(ルーク・エヴァンス)が選び出したのは、自らが鍛え上げた人間、テセウスヘンリー・カヴィル)だった……。

 うーん、なんて「感想書き殺し」の映画なんだ……
 ひたすらマッチョ!ブラッド!バイオレンス!なこの作品。
 観ていたときに通りかかった人が、「なんじゃこりゃ、よくこんなのテレビで放映できるな!」と驚いておりました。
 まあ、テレビ放映じゃなくて、DVD観ていたんですけどね。
 ここまで人がザックリ切られて血がドバドバ出て、ガッキーーンって、剣とハンマーが交錯する映画だとは思わなかったよ。

 この映画、ストーリー的なものは、ほとんど頭に残りませんでいした、
 ミッキー・ローク演じる悪のボスが、魔物を放って人間界を支配しようとするところに、英雄テセウスが横槍を入れ、キンキラキンの神様も人間をサポートする、という話なんですが、まあ、なんというかベタベタです。

 コブラのサイコガンのような超強力な弓が物語の鍵を握っている……のかと思わせておいて、あんまり出番がなかったので、「ああ、なんだかファイナルファンタジー2のアルテマみたいだな、ミンウ……」と、けっこう昔のことを懐かしんでみたりして。


 オラクルさん、いきなりそこでなぜ職場放棄? サービスタイム?と思いきや、そこがいちおう伏線になっているのにもちょっと驚きました。

 神様の話って、いいのかねこれで。
 まあ、ギリシャ神話には「信者」はいないから、別にいいのか……

 いろいろツッコミを入れながら観たのですが、マッチョ!ブラッド!バイオレンス!大好きな人は、けっこう楽しめる作品ではないかと思います。
 神話の世界を描きたかったというよりは、コテコテのバイオレンス映画をつくろうとしたら、この時代のほうが都合がよかったということではなかろうか。

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