琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

続・本屋で話しかけられた経験

http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20060919#p2
↑のエントリに対して、望外に多くのリアクションをいただき、ありがとうございます。
けっこう書店関係の方なども読んでくれているのだなあ、と嬉しくなってしまったので、せっかくですからいただいたリアクションをまとめて紹介させていただきたいと思います。

大須は萌えているか? (9/19)
http://blog.goo.ne.jp/impreza98/e/ef89540a145948ec00c01fe84ad921c2

あと、マニュアルの中に「特定のお客さんと親しげに話してはいけない」という決まりはありました。要は、すべてのお客さんに均一のサービスを心がけなければならない、というコトです。実際にお客さんに声を掛けようとした場合、どうしても声を掛けやすそうなお客さんと掛けにくそうなお客さんが存在するワケですが、そこで特定のお客さんにだけ声を掛けてしまっていては、他のお客さんにしてみると「依怙贔屓」みたいに捉えられてしまう可能性も有り得る。

なので、購入する本の種類によって対応が変わるというコトもあってはいけないコト。お客さんが持ってきた本がニーチェだろうが村上春樹だろうがみさくらなんこつだろうが、均一の接客を行わなければいけないのです。少なくとも表面上は。


NEXT→ (9/19)
http://next-ah.seesaa.net/article/24006116.html

話しかけるのに適しているシチュエーションは
やはり、お客様と対面するレジカウンタが妥当だと思われます
「カバーはおつけしますか?」に付け加えるような形で
さらにもう一言、店員さんなりの言葉が入るとよろしいかと
(あくまでも、その人の考えた言葉を希望したいです)
(べた褒めじゃなくても、むしろその方が好感が持てそう)

店員さんの意見と、読後の自分の感想が上手くマッチして
次に来店した時も、その店員さんにめぐり合えたとしたら
今度は、お客様の方から話しかけに行くかもしれないと思う


StarChartLog (9/20)
http://www.stellaworks.info/blog/2006/09/post_87.html

そうそう、結婚前によく言っていた書店の店員によく話しかけられました。よく取り寄せしてたので本が届いた、と声をかけられるのは当たり前ですが、「こんな本が入荷しましたよ」と言われたことが何度かあります。今も覚えているのは『図説 金枝篇』と『クトゥルフ・ハンドブック 改訂新版』だなあ。当然のごとく、私は勧められた本について内容について根掘り葉掘り聞いてから購入判断をしたわけですが。


ヒビアン (9/20)
http://karina.vivian.jp/archives/clip/boolstore.php

 書店は、そのテの傾向のある人が集まりやすい場所でもあります。
 実際、明らかに同人活動している、という人が、ほぼ日参して、何時間かを過ごしていることはアタリマエでした。そして、中にはわたしの顔と名前を一致させて覚えている人が何人もいて、「あのー、ヒビアンさん、これ、どこにあります?」なんて呼びかけられたりすることもままありました。
 書店で働いている人、というのも、そういう人なんだろうな、と思われていると感じましたし、確かに君はあっち側の人、というような同僚もおりました。まぁ、わたしだって50歩100歩でしょうし。

趣味がくっきり見える場所って、却って牽制し合ってしまうものなんじゃないかしら。

 たぶんこれで全部ではないのですけれども、とりあえず、コメントとかトラバしていただいたものには、全部目を通しています。
言及してくださった方々のコメントを読むだけでも、その人の読書傾向とか、コミュニケーションに対するスタンスとかが伝わってきて、すごく楽しませていただきました。「クトゥルフ・ハンドブック」を薦める書店員さんの趣味と、薦められるお客さんのこれまでの読書傾向ってどんなのなんだ……とか。
 本好きとしては、「書店で同好の士とコミュニケーションしたい」という欲求と、「書店の店員さんにまで自分の趣味をあれこれ詮索されるのはイヤだ」という気持ちの両方があって、結局のところ「万人向けの答え」なんて無いんでしょうけどね。

 そうそう、僕は最近「カバーはつけなくていいです」って返事をしたあとの店員さんのリアクションを見るのがけっこう好きです。みんな、(顔に出すまいとしつつ)ちょっとだけホッとしたような顔をするんですよね。やっぱりあの作業ってかなり面倒なのかな。

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