琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

グリーン・ランタン ☆☆


グリーン・ランタン ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産)

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米空軍テストパイロットのハル・ジョーダンはある日、宇宙の平和と正義を守る組織「グリーン・ランタン」の一員に選ばれる。宇宙最強の武器と言われるパワーリングの力に当初は戸惑うハルだったが、幼なじみで恋人のキャロルや仲間たちを守るため、全宇宙を巻き込んだ壮大な戦いに身を投じていく。

DVDで観たのですが、ある意味、これだけ「何の特徴もないアメコミ映画」というのも貴重かもしれません。
スター・ウォーズ』を思いっきり安っぽくして、グリーンディスプレイに表示した、そんな感じの映画です。
そのうち、お父さんが悪の親玉になって出てくるんじゃなかろうか。
しかしながら、「中途半端にまとまっている」ために、とくに面白くもないのだけれど途中で投げ出してしまうきっかけもなく、何か良いところがあるんじゃないかと思いながら、最後まで観てしまいました。
ドラゴンボール』のハリウッド映画版ほど、観ていて腹が立つというレベルでもなく、なんだか「うーん、つまんないの見ちゃったな、ま、アメコミ映画なんて、たいがいこんなもんだよね……」というアッサリとした感想しか残らず。
そもそも、あのくらいで倒せる敵に、大勢で苦戦しすぎなんじゃないか?グリーン・ランタンの精鋭たちよ……

最後に「続編をつくるつもりだからな、よろしく!」っていう感じの演出があるのですが、僕はそれを観て、「いや、続編無いだろこれ……」と悲しくなりました。
撮影していれば、この映画が「成功」するかなんて、ある程度予想がつくものなんじゃないかなあ。


唯一、この作品の特徴らしきところといえば、操る者の意思で自由に操れる緑の光が次々と物質化していくところなのですが、そのために2時間も観るほどのものじゃありません。
原作に思い入れがある人がほとんどいない日本では、興行的にもかなりつらかったはず。


まあ、基本的には「観なくても全然かまわない映画」だと思います。
唯一観るべき人は、「お金をかけてつまらない映画をつくるには、どうすればいいか?」と知りたい人かな。

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