琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ライトノベルの発行部数

http://grev.g.hatena.ne.jp/keyword/lightnovelnumbers非常に興味深いデータです。 こんなに売れているのに、ライトノベル作家っていうのは、いわゆる「(現代)小説家」や漫画家に比べて、社会的地位・認知度が低いような気がしますね。 ちなみに、『ドラ…

自費出版なんてする奴は……

http://anond.hatelabo.jp/20070117113606 自費出版なんてする奴は自意識過剰の馬鹿だから 金を無駄に使うところを見て笑えばいいと思う。 確かにその通りなのだ。でも、そもそも小説を書くようなヤツはみんな「自意識過剰の馬鹿」なんだよなあ。ミュージシ…

『魔法伝説』と「自費出版」をめぐる雑感

http://d.hatena.ne.jp/kanose/20070116/fantasynovel↑のエントリを読んで考えたことなど。 Amazonで「なか見検索」ができるので、あれこれ言及する前に、純粋に「小説」としてこの『魔法伝説』という本を読んでみたのですが、少なくとも僕はこれを1365円と…

「竜王は生きていた」は、生きていた!

http://www.nikkansports.com/entertainment/f-et-tp0-20070117-143710.html だいたひかるさんとの離婚、という話題でこんなことを書くのは非常に不謹慎だとは思うのですが、だいたさんの夫だった北本かつらさんって、あの「ジャンプ放送局」の伝説の投稿職…

第136回直木賞「受賞作なし」の舞台裏

http://www.asahi.com/culture/update/0116/018.html 該当作なしの直木賞については、同賞選考委員の阿刀田高氏が「最後に残った池井戸潤さんの『空飛ぶタイヤ』と三崎亜記さんの『失われた町』の2作品に、それぞれ強い賛否の意見があった。これまでの直木…

阪神淡路大震災から12年

http://www.asahi.com/national/update/0117/OSK200701170008.html あれから12年が経ちました。この記事を読んでいて僕が感じたのは、やや不謹慎なのかもしれませんが、いろんなところで人間というものに失望することばかりのような気がするけれど、人間っ…

「通りすがり」っていうHN

WEB

http://anond.hatelabo.jp/20070116171253 僕もだいぶWEB生活が長くなってきたので、「通りすがり」「名無しさん」などのHNで書かれたコメントは、極力読まないようにしています。読んでも不快になるだけなので。それでも、つい読んでしまうこともある…

第136回芥川賞・直木賞選考結果

http://www.bunshun.co.jp/芥川賞は、青山七恵さん『ひとり日和』 直木賞は「授賞作なし」 ああ、なんだかイングランディーレが逃げ切った春の天皇賞みたいだ…… とか書いても、一部の競馬フリーク以外の皆様には全然わからないと思うのですが、正直かなり意…

カーテンコール ☆☆

カーテンコール [DVD]出版社/メーカー: バップ発売日: 2006/06/21メディア: DVD クリック: 20回この商品を含むブログ (24件) を見る 東京の出版社で働く香織は、雑誌に掲載したスクープ記事が原因でしばらく福岡に異動することになった。彼女が行くことにな…

それは「社会に対する責務」なのか?

WEB

http://invisible.at.webry.info/200701/article_9.html 僕自身は、この件に関して「そんなのいちいち『結果』をアナウンスする必要なんてない」と思います。いや、小学生とかが「どうなったのか知りたーい」とか言って騒いでいるのなら理解できなくもないの…

シャドウ ☆☆☆

シャドウ (ミステリ・フロンティア)作者: 道尾秀介出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/09/30メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 38回この商品を含むブログ (161件) を見る 人間は、死んだらどうなるの?―いなくなるのよ―いなくなって、どうなるの?―い…

スタ☆メン〜「匿名くん」にツッコミ!

TV

太田光:オレはああいう「太田死ね」とかいう書き込みをネット上の掲示板などで(ひとつでも)読むと、この世の中に100%、四六時中「太田死ね」って思ってる人間がいるんじゃないかと思えてきて怖くなっちゃう。 番組そのものはまあ「いつものやつ」って…

「文学賞メッタ斬り」版、第136回芥川賞・直木賞予想

http://www.nikkeibp.co.jp/style/life/topic/literaryawards/070109_1st/ 大森望さん、豊崎由美さんによる恒例の芥川賞・直木賞予想。 僕は今回の候補作は1作も読んでないので予想はできないのですが、この予想を読んでいたら、とりあえず三崎亜記さんの『…

「日本の読者が、あまりに変」なの?

http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20070113 最初に書いておきますが、僕は村上春樹ファンなので、あまり「公正な視点」ではないかもしれません。 僕がはじめて村上春樹さんを読んだのは、『ノルウェイの森』だったのですが、当時「純愛小説」としてもては…

「匿名で書き続けること」の難しさ

WEB

http://blog.drecom.jp/akky0909/archive/865↑で書かれている「文学の定義」に関しては、僕には僕なりの考えがあるし、AkkyさんにはAkkyさんなりの考え方があることなので、とくに異論も反論もありません。いろんな意味で「文学に熱い人」だなあ、とは思いま…

日本のDQN親コレクション

WEB

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/895274.html↑の記事を読みながら、「あはははは、都会にはとんでもない親が多いんだねえ」なんて他人事気分満載だったのですが、今日の夕食時、遭遇してしまいましたよそんなDQN親に……以下、食事中の方はご遠慮…

「文学」の定義と「匿名文学」

http://blog.drecom.jp/akky0909/archive/864非常に興味深いエントリ。 あらためて「文学とは何か?」と問われると、僕はかなり考えこんでしまうのです。 日頃、読む文章を選ぶときに意識するのは、「これは文学か?」ではなくて、「これは面白いか?」とい…

「頭冷やせ」清原がノリに説得電話

http://www.nikkansports.com/baseball/p-bb-tp0-20070111-140934.html もはや「ストーブリーグのホームラン王」と化している中村紀洋選手ですが、こういう記事を読んでいると、「清原は空気読むの上手いよなあ」と、少しだけ中村選手にも同情してしまいます…

ハケンの品格

TV

http://www.ntv.co.jp/haken/注:ネタバレです! これ、大前春子(篠原涼子)って、単に「いろんな資格をいっぱい持っている人」にしか見えないんですけど。クレーン車を運転できるのってそれはそれで凄いけど、そんなのあのスクラップ置場の人にやってもら…

『ブラックジャックによろしく』が、「モーニング」から「ビッグコミックスピリッツ」へ

http://www.narinari.com/Nd/2007016935.html ここに書かれているようなことが「電撃移籍」の理由だとしたら、なんだか生々しくて幻滅してしまう話ではあるのですが、『MASTERキートン』事件のように、人気マンガ家や人気原作者になってしまうと、お互いに人…

出版業界最底辺日記―エロ漫画編集者「嫌われ者の記」 ☆☆☆☆☆

出版業界最底辺日記―エロ漫画編集者「嫌われ者の記」 (ちくま文庫)作者: 塩山芳明,南陀楼綾繁出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/07メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 127回この商品を含むブログ (94件) を見る この本、面白い!今年の年末年始最大の掘…

短大生遺体切断事件に思うこと

http://nouilles.s25.xrea.com/a-news2.cgi?date=2007.01.07 今朝、当直明けでワイドショーを観ていたら、この妹さんのことをかなり突っ込んで取り上げていて、観ていていたたまれない気持ちになってきました。 僕が観たところだけなのですが、 この妹さんは…

「○○の”メッカ”」

http://tvmania.livedoor.biz/archives/50727136.html けっこうここでの山田さんの発言のように、ネガティブな意味で賑わっている場所にも「○○の”メッカ”」と使われがちなのですが、言われてみれば確かに「宗教的に重要な場所であり、安易に使うべきではない…

図書館の「もうひとつの役割」

http://d.hatena.ne.jp/usataro/20070107#p1 ↑のエントリとリンク先を読んで思ったことなど。 正直、僕は図書館の「経済的なメリット」について言及できるほど経済学的な知識を持ち合わせていないのですが、個人的には、「経済性」だけで物事を判断すること…

独白するユニバーサル横メルカトル ☆☆☆☆

独白するユニバーサル横メルカトル作者: 平山夢明出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/08/22メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 123回この商品を含むブログ (222件) を見る「このミステリーがすごい!2007年版」で、見事第1位に輝いた作品。僕は基本的に…

海の仙人 ☆☆☆☆

海の仙人 (新潮文庫)作者: 絲山秋子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/12/22メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 30回この商品を含むブログ (166件) を見る 今年読んだ本のなかでNo.1!って、まだ今年になって1週間しか経っていないわけですけど。 でも、…

即席ラーメンの父・安藤百福さん逝去

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070105it15.htm 参考リンク:「カップヌードルのロゴに隠された『配慮』」↑のエントリのなかで、日清食品カップヌードル部のブランドマネージャー、脇坂直樹さんが安藤さんについてこんなふうにコメントされていた…

「テキストサイト」と「ブログ」の今後

WEB

http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20070106/text↑を読んで思わずハッとさせられました。 もう「テキストサイト」とか「ブログ」には新しい人なんて入ってこないのよね。いやそれなりに入って来てはいるんだけど、コア(核)となる人がいつまでも変わらない…

九十九式の活動停止と「テキスト系サイト」の現在

WEB

テキストサイト『九十九式』の歴史 ↑を読みながら、かなり感傷的になってしまいました。ああ、活動終了なんだ、『九十九式』。僕にとっての『九十九式』というのは、まさに「ザ・テキストサイト」とでも言うべき存在で、その更新様式とか語り口とかネタとか…

芥川賞・直木賞候補作決まる

<芥川賞> 年齢 候補作 候補回数 青山七恵23「ひとり日和」(文芸秋号)初 佐川光晴41「家族の肖像」(文学界12月号)5 柴崎友香33「その街の今は」(新潮7月号)初 田中慎弥34「図書準備室」(新潮7月号)初 星野智幸41「植物診断室」(文…

アクセスカウンター