琥珀色の戯言

【読書感想】と【映画感想】のブログです。

【読書感想】名探偵のままでいて ☆☆☆☆

【2023年・第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作】名探偵のままでいて (『このミス』大賞シリーズ)作者:小西 マサテル宝島社Amazon Kindle版もあります。名探偵のままでいて作者:小西マサテル宝島社Amazon 第21回『このミステリーがすごい!』大賞…

【読書感想】朽ちるマンション 老いる住民 ☆☆☆☆

朽ちるマンション 老いる住民 (朝日新書)作者:朝日新聞取材班朝日新聞出版Amazon Kindle版もあります。朽ちるマンション 老いる住民 (朝日新書)作者:朝日新聞取材班朝日新聞出版Amazon 建物と住民、2つの「老い」にどう向き合えばいいのか? 「朝日新聞」大…

【読書感想】ゲームが教える世界の論点 ☆☆☆☆

ゲームが教える世界の論点 (集英社新書)作者:藤田 直哉集英社Amazon Kindle版もあります。ゲームが教える世界の論点 (集英社新書)作者:藤田直哉集英社Amazon 【ゲーム批評で読む現代社会】 コロナ禍の「おうち時間」によって急速な成長を遂げたゲーム産業。 …

【映画感想】レジェンド&バタフライ ☆☆☆

あらすじ 尾張国の織田信長(木村拓哉)は大うつけと呼ばれるほどの変わり者だった。敵対する隣国・美濃国の斎藤道三の娘・濃姫(綾瀬はるか)と政略結婚という形で出会った信長は、彼女と激しくぶつかるが、今川義元との戦で一緒に戦術を練ったことから二人は固…

【読書感想】史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記1980-1989 ☆☆☆☆

史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記1980-1989作者:戸部田誠(てれびのスキマ)双葉社Amazon Kindle版もあります。史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記1980-1989作者:戸部田誠(てれびのスキマ)双葉社Amazon 80年代は『アップダウンクイズ』『ク…

【読書感想】コミックエッセイ 本屋図鑑 だから書店員はやめられない! ☆☆☆☆

コミックエッセイ 本屋図鑑 だから書店員はやめられない!作者:いまがわゆい廣済堂出版Amazon Kindle版もあります。コミックエッセイ 本屋図鑑 だから書店員はやめられない!作者:いまがわ ゆい廣済堂出版Amazon 本好きなあなた! ! 書店員の仕事を体験してみま…

【読書感想】#真相をお話しします ☆☆☆

#真相をお話しします作者:結城 真一郎新潮社Amazon Kindle版もあります。#真相をお話しします作者:結城真一郎新潮社Amazon 私たちの日常に潜む小さな"歪み"、 あなたは見抜くことができるか。家庭教師の派遣サービス業に従事する大学生が、とある家族の異変…

【読書感想】おつかれ、今日の私。 ☆☆☆☆

おつかれ、今日の私。作者:ジェーン・スーマガジンハウスAmazon Kindle版もあります。おつかれ、今日の私。作者:ジェーン・スーマガジンハウスAmazon 誰にでも ねぎらわれたい夜があるつい頑張っちゃう人 必携の書をお届けします今日の疲れは、今日のうちに…

【読書感想】芸能界誕生 ☆☆☆

芸能界誕生 (新潮新書)作者:戸部田 誠(てれびのスキマ)新潮社Amazon Kindle版もあります。芸能界誕生(新潮新書)作者:戸部田誠(てれびのスキマ)新潮社Amazon 「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか――。占領期のジャズブームに熱狂して音…

【映画感想】モリコーネ 映画が恋した音楽家 ☆☆☆☆☆

あらすじ 多くの映画やテレビ作品で音楽を手掛け、2020年に逝去したエンニオ・モリコーネ氏。クエンティン・タランティーノ監督やクリント・イーストウッドらが彼に賛辞を贈る一方、自身は映画音楽の芸術的価値が低かった当時の苦しい胸のうちを明かす。『荒…

【読書感想】ドキュメンタリーの舞台裏 ☆☆☆☆

ドキュメンタリーの舞台裏作者:大島 新文藝春秋Amazon Kindle版もあります。ドキュメンタリーの舞台裏 (文春e-book)作者:大島 新文藝春秋Amazon 『なぜ君は総理大臣になれないのか』『香川1区』『ぼけますから、よろしくお願いします。』…… 話題作の数々はこ…

【読書感想】テキヤの掟 祭りを担った文化、組織、慣習 ☆☆☆☆

テキヤの掟 祭りを担った文化、組織、慣習 (角川新書)作者:廣末 登KADOKAWAAmazon Kindle版もあります。テキヤの掟 祭りを担った文化、組織、慣習 (角川新書)作者:廣末 登KADOKAWAAmazon 縁日を支える独自文化・組織の実情と、暴走する暴排条例の実態を明か…

【映画感想】かがみの孤城 ☆☆☆☆

あらすじ 中学生のこころは学校に居場所がなく、部屋に閉じこもる日々を送っていた。ある日突然、部屋の鏡が光を放ち、吸い込まれるように中へ入ると城のような建物があり、そこには見知らぬ6人の中学生がいた。さらに「オオカミさま」と呼ばれるオオカミの…

【読書感想】ルポ 脱法マルチ ☆☆☆☆

ルポ 脱法マルチ (ちくま新書 1698)作者:小鍜冶 孝志筑摩書房Amazon Kindle版もあります。ルポ 脱法マルチ (ちくま新書)作者:小鍜冶孝志筑摩書房Amazon 2021年春。高円寺の駅前で、道行くひとに「いい居酒屋知らない?」と声をかけまくる男二人がいた。…

【読書感想】メガバンク銀行員ぐだぐだ日記 ☆☆☆☆

メガバンク銀行員ぐだぐだ日記――このたびの件、深くお詫び申しあげます (日記シリーズ)作者:目黒冬弥フォレスト出版Amazon Kindle版もあります。メガバンク銀行員ぐだぐだ日記作者:目黒 冬弥三五館シンシャAmazon 「上司に振りまわされる仕事」 現役銀行員が…

【読書感想】虚ろな革命家たち ──連合赤軍 森恒夫の足跡をたどって ☆☆☆☆

虚ろな革命家たち ──連合赤軍 森恒夫の足跡をたどって作者:佐賀 旭集英社Amazon Kindle版もあります。虚ろな革命家たち ――連合赤軍 森恒夫の足跡をたどって (集英社学芸単行本)作者:佐賀旭集英社Amazon 第20回開高健ノンフィクション賞、史上最年少受賞!連合…

【読書感想】方舟 ☆☆☆☆

方舟作者:夕木 春央講談社Amazon Kindle版もあります。方舟作者:夕木春央講談社Amazon 「週刊文春ミステリーベスト10」&「MRC大賞2022」堂々ダブル受賞!9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か?大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を…

【読書感想】早稲田古本劇場 ☆☆☆☆☆

あけましておめでとうございます。 本年もよろしくおねがいいたします。 早稲田古本劇場作者:向井透史本の雑誌社Amazon 今日も、百円の本を売って、日々の糧に変えていく── 古本屋二代目店主の2010年8月から2021年12月の日々。「閉店後、シャッターを下ろし…

2022年に読んでよかった5冊の本

恒例の「今年、このブログで紹介した本のベスト10」です。 ……と言いたいところではあるのですが、去年は、更新頻度の低下もあり、「ベスト5」に減らし、今年はもう順番をつける必要もないかな、と思えてきたので、「2022年に印象に残った5冊の本」にしました…

【映画感想】2022年に観た3作の映画を振り返る

年末恒例の企画、2022年に観た映画の振り返りです。今年は23本観ました。 以前は「ベスト○」と順番をつけていましたが、このくらいしか観ていないのに順番つけてもなあ、という気分なので、とりあえず面白かった作品を3作振り返ってみます。 スパイダーマン…

【映画感想】アバター:ウェイ・オブ・ウォーター ☆☆☆☆

あらすじ 神秘の星パンドラ。元海兵隊員のジェイク(サム・ワーシントン)は先住民ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と結ばれ、子供たちをもうけ、幸せに暮らしていた。しかし、ジェイクたちは再びパンドラに現れた人間たちに森を追われてしまい、海の…

【読書感想】神々の復讐 人喰いヒグマたちの北海道開拓史 ☆☆☆☆

神々の復讐 人喰いヒグマたちの北海道開拓史作者:中山 茂大講談社Amazon Kindle版もあります。神々の復讐 人喰いヒグマたちの北海道開拓史作者:中山茂大講談社Amazon 「ヒグマの聖地」である北海道に流入していった人間たちとヒグマとの凄絶な死闘をもとに、…

【読書感想】栞と嘘の季節 ☆☆☆☆

栞と噓の季節作者:米澤 穂信集英社Amazon 栞と嘘の季節 (集英社文芸単行本)作者:米澤穂信集英社Amazon ベストセラー『本と鍵の季節』(図書委員シリーズ)待望の続編! 直木賞受賞第一作猛毒の栞をめぐる、幾重もの嘘。高校で図書委員を務める堀川次郎と松倉…

【読書感想】コミカライズ魂: 『仮面ライダー』に始まる児童マンガ史 ☆☆☆☆

コミカライズ魂: 『仮面ライダー』に始まる児童マンガ史 (河出新書 056)作者:すがや みつる河出書房新社Amazon Kindle版もあります。コミカライズ魂 『仮面ライダー』に始まる児童マンガ史 (河出新書)作者:すがやみつる河出書房新社Amazon 『仮面ライダー』…

【映画感想】THE FIRST SLAM DUNK ☆☆☆☆

解説: バスケットボールに青春をささげる高校生たちの人間的成長を描いた、井上雄彦の人気コミックを映画化したアニメーション。ボイスキャストは宮城リョータ役の仲村宗悟、三井寿役の笠間淳、流川楓役の神尾晋一郎、桜木花道役の木村昴、赤木剛憲役の三宅…

【読書感想】外食を救うのは誰か ☆☆☆☆

外食を救うのは誰か作者:鷲尾 龍一日経BPAmazon Kindle版もあります。外食を救うのは誰か作者:鷲尾 龍一日経BPAmazon コロナ禍でダメージを受けた「外食」は再び成長できるのだろうか──。 話題を呼んだ新興ハンバーガー店はなぜ閉業したのか、給食事業のシダ…

【読書感想】誰が国家を殺すのか 日本人へV ☆☆☆☆

誰が国家を殺すのか 日本人へV (文春新書 1386)作者:塩野 七生文藝春秋Amazon Kindle版もあります。誰が国家を殺すのか 日本人へⅤ (文春新書)作者:塩野 七生文藝春秋Amazon 資源のない日本は「人材」こそ「資源」とせよ! 古代ギリシア人やローマ人は「危機…

【読書感想】行動経済学の処方箋-働き方から日常生活の悩みまで ☆☆☆

行動経済学の処方箋-働き方から日常生活の悩みまで (中公新書 2724)作者:大竹 文雄中央公論新社Amazon Kindle版もあります。行動経済学の処方箋 働き方から日常生活の悩みまで (中公新書)作者:大竹文雄中央公論新社Amazon 日々の暮らしや仕事の課題、さらに…

【読書感想】君のクイズ ☆☆☆☆☆

君のクイズ作者:小川 哲朝日新聞出版Amazon Kindle版もあります。君のクイズ作者:小川 哲朝日新聞出版Amazon 『ゲームの王国』『嘘と正典』『地図と拳』。一作ごとに現代小説の到達点を更新し続ける著者の才気がほとばしる、唯一無二の<クイズ小説>が誕生…

【読書感想】統一教会 何が問題なのか ☆☆☆☆

統一教会 何が問題なのか (文春新書 1394)作者:文藝春秋編文藝春秋Amazon Kindle版もあります。統一教会 何が問題なのか (文春新書)文藝春秋Amazon 鈴木エイト氏、宮崎哲弥氏、島田裕已氏ら第一線のジャーナリスト、論者がいま、教団の実態に迫る! 信者から…

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